BOOK LIFE

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小説

感想:スティーヴ・トルツ著『ぼくを創る要素のほんの一部』

『ぼくを創るすべての要素のほんの一部』は、オーストラリアの作家、スティーヴ・トルツによる長編小説です。ブラックユーモアをまじえて語られる、常軌を逸した(変人)父子の壮大な物語です。 こうして小説は始まります。 悲惨な事故で嗅覚を失ったスポー…

『アサッテの人』――過去の文学賞受賞作品を振り返る、この一冊

過去に呼んで面白かった文学賞受賞作品を振り返ってみたいと思います。諏訪哲史氏による『アサッテの人』。2007年に群像新人文学賞と芥川龍之介賞を受賞しています。アサッテの人 (講談社文庫)作者:諏訪 哲史発売日: 2010/07/15メディア: 文庫 あちらこちら…

一度は読みたい谷崎潤一郎のお薦め小説「4選」

谷崎潤一郎のお薦め小説4選 日本文学を語る上で谷崎潤一郎の存在を忘れてはいけません。明治から昭和にかけて数多くの作品を残した日本の文壇を代表する作家です。耽美的、流麗な語り口などが谷崎の特徴であると言えますが、書かれた時代によって作風が大き…

お薦めのディストピア小説『すばらしい新世界』オルダス・ハクスリー

ディストピア小説の定番 著者:オルダス・ハクスリー ジャンル:SF/ディストピア小説 楽天のレビュー(すばらしい新世界) オルダス・ハクスリーの代表作『すばらしい新世界』(Brave New World)」です。SF(Sience Fiction:科学小説)好きの読者であれば…